特別インタビュー:私が日本語を勉強する理由 -ケヴィン・レイノルズ-

入試改革、少子化、グローバル化など、大学を取り巻く状況は目まぐるしく変化している。歴史ある国公立大学は、そのなかにあって、流行に左右されることなく、どの時代にも通用する学問や教育の本質を追求している。

そんななか、今回紹介する国公立大学は、地域に根ざした研究や教育に特色があるところが多い。一方でその成果は、地域に還元されるだけでなく、全国的、あるいは世界的に注目されている。「この大学ならでは」という、10大学の独自色豊かな取り組みを紹介する。

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国公立大学で随一の規模を誇る商学系の単科大学として、ビジネス教育を強みとしてきた小樽商科大学。学科の講義やゼミなど理論を学ぶ場と、ビジネスを実践する場を設け、それらを往復し、繰り返すことで実力がつく教育制度を整える。

「学生が理論と実践のギャップを知り、それを埋めるために次に学ぶべきことを発見することが大事だと考えています」

小樽商大の江頭進理事・副学長は教育の意図をこう話す。

国際教育にもこの理念を取り入れる。1年次に全員が履修できる「事情科目」では、食費程度で参加できる3週間の海外語学研修プログラムを用意。2019年度からは入学試験合格後、大学で学ぶまでの猶予期間「ギャップイヤー」を本格導入した。グローカルマネジメント副専攻プログラムでは留学生も一緒に英語で学ぶ経済・ビジネスの授業もある。

「これからのビジネスには語学力と国際理解力が必須。早い時期に留学し、自身の力の足りなさを知って、2年次以降の長期留学につなげます。何度も行き、その度に課題を見つける仕組みです」(江頭理事・副学長)

専門の基礎力や教養、そして国際コミュニケーション力──こうした実践のための土台を築いた学生たちは、実際にビジネスの「現場」に身を置く。ユニークなのが、正課科目の「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト」(通称マジプロ)だ。官公庁や企業、地域の人たちとかかわりながら、チームで街の課題解決プロジェクトに取り組む。その成果をまとめ、プレゼンテーションすることで次の学びに生かされる。

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